「架電前準備や商談の事前準備を効率化したい」「営業活動の質を高めたい」
営業マンで上記のような悩みをお持ちの人は多いのではないでしょうか。
インサイドセールスであれば日々の架電業務に追われて1社毎に情報収集して仮説を立てる時間ってありますか?
フィールドセールスであれば、毎商談質を落とさずに事前準備を完璧にこなせますか?
営業活動を効率化したいという悩みを持つ人におすすめしたい1冊『The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス』を紹介します。
生成AIを活用してスマートで効率的な営業プロセスを実現する。
そんな方法論や生成AIの活用方法が書かれた1冊です。
- 営業活動での生成AIの具体的な活用シーン
- 生成AIを活用する際のコツや注意点
などについて解説されているため、明日の営業活動から実践することができるはずです。
本書を購入したきっかけ
なぜこの本を読んだかと言うと、営業活動を効率化したいと感じていたからです。
この本は一言で言うと、【営業活動の生産性を上げるノウハウが詰まった本】だと思います。私自身、BtoBの新規営業をしていますが、以下のような悩みを抱えています。
- フィールドセールス:1日に3〜4商談あり、事前準備の質を担保できないことがある
- インサイドセールス:1日の行動量は50架電程で、1社毎に情報収集する時間がない
「営業活動の効率化ができたらなあ」と日々感じていたところ、今話題の生成AIを営業に活用する主旨の本書が気になり、手に取ってみました。
BtoBの営業マンにおすすめ
本書は、業界問わずBtoBの新規営業をしている人に是非読んでいただきたい1冊です。
BtoBの新規営業プロセスにおいて、様々なシーンで生成AIを活用することができるためです。
商談相手に関する情報収集や資料作成、議事録作成といった幅広いシーンで活用できます。
様々なシーンで活用できるため、生成AIを活用することで今以上に生産性を上げることができるはずです。
著者の紹介
本書の著者は、大手営業代行である株式会社セレブリックスのCMO今井晶也氏です。
今井氏は、数々の商材の営業代行や営業の仕組み作りで蓄積されたノウハウを基に法人営業に関する著書を2作出版しています。(2作については別記事で紹介します)
そして、3作目となる本書のテーマは【AI
と営業】です。
生成AIが注目される中で、
- 営業活動に生成AIをどのように活用することができるのか
- 生成AIを活用することで、営業活動をスマートに
という背景で本書を執筆されています。
営業でAIを活用するシーン
生成AIを活用するメリットとして、以下が挙げられています。
一方で、セールスプロセスや営業周辺の業務には、人が遂行しなくてもよい仕事はたくさんありますし、業務遂行スキルによって、作業時間にムラが発生しているのも事実です。
会議への参加、議事録の作成、営業活動の報告やレポート、提案書の作成、商談の準備、その他提出物など、数え上げたらキリがありません。こうした営業付帯業務を生成AIで短縮化・自動化することができれば、営業生産性は間違いなく高まります。
引用:今井昌也|The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス
本書を読んだ私の感想としては、営業に従事している人であれば、以下の場面ですぐに活用できると思います。
①商談する顧客の情報や業界に関する情報収集
②自身の営業活動や顧客についての分析
③商談後の議事録作成や資料作成のフォロー
私はBtoBの新規営業の仕事をしていますが、役職としてはメンバークラスなので顧客折衝や商談前後が生成AIの活用シーンとなりそうです。
マネジメントにも活用
営業プレイヤーとしての活用シーンが目立つと思いますが、生成AIはマネジメントにも活用ができます。
コトのマネジメントの一部を生成AIにサポートさせる、もしくは代行させることで、営業マネージャーの時間を生み出し、ヒトのマネジメントに時間を当てて欲しいとも考えます。
引用:今井昌也|The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス
メンバーの営業プロセスや営業に関するデータをAIに分析させるという活用方法です。
客観的なデータの分析をAIにサポートしてもらうことで、メンバーやチームの問題点や課題のヒントを得ることができます。
また、メンバーやチームの成果に対するマネジメントにAIを活用して業務効率化をすることで、メンバーとのコミュニケーションに時間を充てることも可能になります。
まとめ
ChatGPTが登場した際、日々の営業活動に何かしら活用できそうだなとは思いつつも、どうやって使えばいいのかが分からずノータッチでいました。
また、商談以外の事務作業やオペレーショナルな業務も多く時には残業したり…
営業に関する業務を効率化したいという課題感もありました。
興味本位で本書を手に取ってみましたが、以下の点が大きな学びでした。
- 日々の営業活動において、いつどのように生成AIを活用できるのか
- 生成AIを活用するとどのようなメリットが生まれるのか
- 生成AIの具体的な活用方法や注意点
営業組織での活用事例やプロンプトの例もあるため、明日の営業から実践できるノウハウが詰まっています。
AIを活用して効率化できる作業的な業務は効率化し、仮説構築や提案の企画等の営業マンとしての付加価値の出しどころに時間を使いたいと思います。