「仕事のやる気が出ない」
「以前と比べて仕事へのモチベーションが下がっている」
仕事に対してのモチベーションについて悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
365日ずっとモチベーションを維持し続けることは難しいでしょう。誰しもやる気が出ない時期はあるものです。
仕事のやる気が出ない理由は人それぞれですが、よくある原因について本記事で解説していきます。
仕事のやる気が出ないと毎日出勤することが億劫になってしまうでしょう。
そんな時は本記事で紹介する仕事のやる気を出すためのコツを参考にしてみてください。
実践してみることで、仕事に対してのモチベーションアップややる気を出すきっかけになるはずです。
【この記事の要約】
- 仕事のやる気が出ない原因
- 仕事のやる気が出ないときの注意点
- 仕事のやる気を出すコツ
仕事のやる気が出ない時は誰にでもある
仕事に対してもモチベーションが下がってしまう時期ややる気が出ない時期は誰にでもあるものです。
とくに営業をしていると、
「成果が出ないし営業向いていないんじゃないか」
「架電や商談に慣れ、同じ業務の繰り返しに飽きてきた」
とネガティブな思考に陥ってしまうこともあるものです。私自身、インサイドセールスでの業務に飽きを感じモチベーションが下がった時期もありました。
株式会社ビズヒッツの調査『**【30代 仕事のやる気がでないときランキング&やる気を出す方法】500人アンケート調査』**によると、30代のビジネスパーソンの94.4%が「仕事のやる気が出ないときがある」と回答しています。
若手から中堅のほとんどのビジネスパーソンが仕事のモチベーションが下がった経験をしたことがあり、あなたが今仕事のやる気が出ないと感じていることは、誰しもが経験していると言えるでしょう。
仕事のやる気が出ない原因
ほとんどのビジネスパーソンが仕事のやる気が出ないという経験をしています。
仕事のやる気が出ない原因は仕事へのやりがいや人間関係、プライベート等様々な原因があります。
次の章からは、仕事のやる気が出ない原因としてよく挙げられるものを紹介します。
- 成果が出ない
- 心身が疲れている
- 人間関係が悪い
- やりがいを感じていない
- 評価に繋がらない
- プライベートに悩みがある
成果が出ない
仕事で思っているような成果が出なかったり、目標が達成できないことで仕事のモチベーションが下がることがあるでしょう。
ミイダスが実施したアンケート『営業職の目標達成率、他の人はどうなの?組織内の順位など転職を考える営業マンの気になるデータ』によると、目標達成率100%以下の営業マンは50%近くいるというアンケート結果も出ています。
営業は仕事の成果が数字に反映されるため、モチベーションが上下しやすいでしょう。
また、同僚の数字も可視化されてしまうと、「他のメンバーは売れているのに自分だけ売れていない」ということも起こり得ます。
短期的に達成できたか未達だったかはもちろん重要ですが、四半期や半期での目標達成に向けて頑張ったり、自身のスキルアップや成長にフォーカスしてみることも重要です。
心身が疲れている
心身の疲れが溜まっていると仕事のモチベーションが上がらないことがあります。
仕事量が多くて残業が続いてしまうと、身体的に疲れてしまい、「仕事がしんどい」とモチベーションが低下してしまうことがあるでしょう。
仕事量が多いと生活リズムが崩れてしまい、体調不良につながってしまうこともあります。
また、身体的な疲れだけでなく、精神的な疲れが原因で仕事のやる気が下がってしまうこともあります。
営業であれば、
- 毎月の予算に追われてプレッシャーが大きくストレスを感じてしまう
- 月末になると数字のプレッシャーが大きくなる
というように精神的に休むことができないこともあるでしょう。
自分で気付かないうちにストレスが溜まってしまい、体調やメンタルを崩してしまうことがあるため、注意が必要です。
人間関係が悪い
人間関係が原因で「職場に行きたくない」と仕事のモチベーションが下がってしまうこともあります。
職場にはあなたと近い年齢や経歴の人もいれば、価値観が異なる人や性格が合わない人もいるでしょう。
しかし、仕事上でコミュニケーションを取らないといけない場面もあり、ストレスを感じてしまうことがあります。
リクナビNEXTの『転職理由と退職理由の本音ランキングBest10』によると、退職理由の上位に人間関係が挙げられています。
たとえあなた自身が仕事にやりがいを感じていても、人間関係のストレスが原因で会社を辞めてしまったり休職してしまう人も少なくありません。
会社で仕事をする以上、誰かしらと関わる機会があり、人間関係があなたのモチベーションに影響を与える可能性があるでしょう。
やりがいを感じていない
今の仕事にやりがいを感じられないと、仕事に対してのモチベーションが下がってしまうでしょう。
例えば、人とコミュニケーションを取るより黙々と作業をすることが得意な人が営業には属されてしまうと苦痛に感じてしまうことがあるでしょう。
私も以前、営業代行の会社で複数の業界の商材の営業をしたことがあります。自分の関心が高くない領域だとモチベーションも上がらず成果に繋がらないという経験をしたこともあります。
また、あなたがやりがいを感じられないケースとして、興味がある仕事でも適性がないことで上手く成果が出せないというケースもあります。
評価されていないと感じている
あなたがどれだけ仕事を頑張っていても、正当な評価を得られない・評価が昇格や報酬に繋がらないことでモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
会社によって評価制度は異なりますし、あなたの上司からの評価に納得できないことがあるでしょう。
私が所属していた会社では定性面の評価が重視されることが多かったですが、上司によって評価基準が異なり、成果は出しても評価されないということもありました。
自分が頑張っても適切に評価されなければ、「何のために頑張っているのか」「仕事を頑張ってどうせ評価されない」と感じてしまい、やる気が下がってしまいます。
また、上司から見えない部分で自分なりに努力していても、上司からは評価されず、「自分はこれだけ頑張っているのに、なぜ評価されないのか」とネガティブになってしまうこともあります。
プライベートで悩みがある
プライベートで悩みを抱えていると仕事に集中できないことがあるでしょう。
家族や友人関係でトラブルがあったり、健康面で不安があったりすると、仕事に手がつかなくなってしまいます。
なかには仕事とプレイベートを割り切れる人もいますが、プライベートの問題が仕事に影響を与えてしまうことは少なくないでしょう。
仕事のやる気が出ないとどうなる?
仕事のモチベーションが下がってしまうことは誰にでもあるでしょう。
しかし、仕事のモチベーションが下がった状態が続いてしまうと、以下のようなデメリットが発生してしまうことがあります。
- パフォーマンスが低下してしまう
- 周囲に負い目を感じてしまう
- 自身の成長が止まってしまう
パフォーマンスが低下してしまう
仕事のモチベーションが上がらないと、いつも通りに業務が遂行できなかったり、ケアレスミスを連発してしまうことがあります。
例えば、私自身営業で以下のような経験があります。
- インサイドセールスでやる気が出ないと、行動量(架電数等)が上がらず、成果が出ない
- フィールドセールスで商談準備が雑になってしまい、良い提案ができない
また、モチベーションが低い状態だと、目の前の仕事に集中できないでしょう。
その結果、普段では起こらないような不注意なミスが生まれてしまい、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
周囲に負い目を感じてしまう
自分の仕事のモチベーションが上がらない一方、周囲のメンバーはモチベーション高く仕事を頑張っているでしょう。
周囲のメンバーや同僚が頑張っているのを目の当たりにすると、負い目を感じてしまうことがあります。
自分のモチベーションが低いと、いつも以上に周りとの差を感じてしまいがちです。
仕事のやる気が出ない状態では、いつも以上にネガティブに物事を捉えてしまうことがあるでしょう。
「自分のやる気が下がっていることで、周囲に迷惑をかけてしまっているのではないか」と感じてしまうこともあります。
自身の成長が止まってしまう
モチベーションが低い状態が続いてしまうと、仕事に対しての創意工夫や経験学習サイクルを回していくこともなくなってしまい、あなたの成長機会を逃してしまいます。
やる気が出ない状態では、能動的に仕事に取り組むことができず、言われたことをこなすだけになってしまうでしょう。
また、新しい仕事にチャレンジして経験を積むという積極的なスタンスで仕事ができないと、せっかくにチャンスを逃してしまうでしょう。
仕事のやる気を出すコツ
仕事のやる気が出ないことは誰にでも起こり得ることです。
しかし、やる気が出ない状況が続いてしまうと日々の仕事が苦痛になってしまうでしょう。
仕事のやる気を出す対処法として、以下の方法があります。
- しっかり休む
- 身近な人に相談する
- 「仕事は仕事」と割り切る
- 目標を見直す
- とにかく行動する
- 自己研鑽に励む
- 環境を変える
- キャリアにプロに相談する
次の章からはそれぞれの対処法について詳細を解説していきます。
しっかり休む
仕事のやる気が出ないときは、しっかりと休むことが重要です。
残業が続いたり仕事量が多くて肉体的に疲れている時は仕事のことを忘れて休息を取りましょう。
四六時中仕事のことを考えてしまうと、休むにも休めず疲れが取れないことがあります。
疲れている時こそ、有給を取ったり、趣味に没頭してリフレッシュを図ったりする等、仕事のことを忘れる時間を作りましょう。
オンとオフを切り替え、リフレッシュした状態で仕事に臨むことが重要です。
身近な人に相談する
仕事のやる気が出ないときは、上司や同僚、友人等の信頼できる人に相談してみるのも一つの手です。
一人で悩みを抱えるのではなく、誰かに悩みを話してみることでスッキリすることがあります。
また、あなたが「仕事のモチベーションが上がらない」という悩みを抱えているとして、周りの人もあなたと同じように仕事のモチベーションが上がらない状況を経験したことがあるかもしれません。
身近な人に相談してみることで、思いもしない解決策をアドバイスしてもらえることがあるでしょう。
「仕事は仕事」と割り切る
仕事のやる気が出ない原因は人によってそれぞれですが、仕事は仕事だと割り切ることも重要です。
仕事に対してのやる気が出ないのであれば、仕事以外にモチベーションを見出すと良いでしょう。
例えば、「早く仕事を終わらせて、好きな映画でも鑑賞しよう」とプライベートの時間を充実させることに気持ちを切り替えることをおすすめします。
また、会社員である以上、給料をもらうことになるため、あなたのやる気の有無に関わらず、与えられた仕事は遂行しなくてはなりません。
給料をもらう以上、やりたくなくても仕事をしないといけないため、割り切ることも重要です。
目標を見直す
仕事のモチベーションが上がらないときは、仕事の目標を見直したり、意義付けをしてみると良いでしょう。
目の前の仕事に集中すると、短期的な成果に捉われがちですが、自分の能力開発や中長期的なキャリア形成の観点で仕事の目標を見直すことも重要です。
私も営業畑でキャリアを積んでいるので、目の前の数字に追われてそれ以外のことは考える余裕がなくなってしまいます。成果によってモチベーションが左右されることもよくありますが、そんな時こそ「今の仕事が自分のスキルアップやキャリア形成にどのように活きるのか」を整理するようにしています。
仕事を頑張ることが自分にとってどんなメリットがあるのかを言語化することで、モチベーションを上げるきっかけになるはずです。
また、仕事をする上で、「この仕事を効率化しよう」「今月の営業目標を達成するために、新しく○○に取り組んでみよう」というように自分なりに創意工夫して仕事に取り組むと良いでしょう。
仕事に対して面白みを感じることができますし、能動的に仕事に取り組んだ経験はどの会社でも評価されるはずです。
とにかく行動する
仕事のやる気が出ない時こそ、行動してみるというのも一つの手です。
やる気が出ない時ほど行動を起こすことが億劫になってしまいがちですが、行動しなければ状況が変わることはありません。
あれこれ考えず行動量を増やしてみることで、何か好転の兆しが見えることもあります。
私がモチベーションが下がっていた時に、社内の人1on1を申し込み色々な人の話を聞いてみるという行動を取ったことがあります。
自分と同じような悩みを経験した人にアドバイスをもらったり、役職が上の人や他部署の人に話を聞くことで自分では考えつかないアドバイスをもらえたこともあります。
やる気が出ない時こそ何かしらの行動をとるように意識してみて下さい。
自己研鑽に励む
仕事のやる気が出ない要因として「仕事に慣れてきてルーティン化している」「同じ業務内容に飽きた」というケースがあるでしょう。
そんな時は、業務以外の時間で自己研鑽に励んでみて下さい。
新しい知識やスキルを身につけることはあなたのキャリア形成にとっても大きなメリットになります。
また、新しいスキルや知識が身につけば仕事に活かすことができ、成果につながったり仕事への取り組み方を変えることもできます。
営業に関する本を読み漁り、インサイドセールスでの架電やフィールドセールスでの商談で実践してみるということをよく行なっていました。
同じ仕事でも、新たな学びや気づきがあれば仕事に新鮮さを感じることができ、モチベーション向上につながるでしょう。
環境を変える
どうしても仕事のやる気が出ないのであれば、環境を変えるという打ち手もあります。
人間関係や仕事内容が原因なのであれば、社内で人事異動を希望したり別の会社に転職したりという手段を取っても良いでしょう。
あなたのモチベーションが上がらない原因が自分でコントロールできないのであれば、環境を変えない限り現状を変えることが難しいケースもあります。
ただし、仕事のやる気が出ないからといって安易に環境を変えようとしないように注意して下さい。
やる気が出ない原因をしっかり把握せずに安易に環境を変えてしまうと、次の環境でも同じことを繰り返してしまう恐れがあります。
キャリアのプロに相談する
仕事のモチベーションが上がらない場合、キャリアのプロに相談することをおすすめします。
キャリアの専門家はあなたと同じような悩みを抱える人をサポートした経験があるため、客観的なアドバイスをくれるでしょう。
私がモチベーションが下がっていた時、キャリアコーチングを利用して悩みがクリアになった経験があります。
外部の人に自分の悩みを相談することで、客観的にみてどうすべきかというアドバイスがもらえ、現状を変えるきっかけになりました。
キャリアコーチングでなくとも、人材紹介等もキャリア支援をしてくれるため、ぜひ活用してみてください。
まとめ
この記事では仕事のやる気が出ない原因やおすすめの対処法について解説してきました。
誰にでも仕事のモチベーションが上がらない時期はあるものです。
私自身、営業をしていてモチベーションが下がる時期を経験してきました。
しかし、そんな時こと何かしら行動を起こすべきだと自分の体験を通じて感じています。
まずは、仕事のやる気が出ない原因を考えた上で、本記事で紹介したような対処法を実践してみて下さい。