SaaS営業へ転職を考えている人必見|きついと言われる理由を徹底解説

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「SaaS営業への転職を考えているけど、きついって本当?」「未経験だとハードルが高い?」

SaaS営業に興味のある方で、上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実際にSaaS営業と検索すると、「きつい」という記事がよく出てきます。

私も未経験でSaaS業界への転職をする際、情報が少なくて自分がSaaS営業に向いているのか分からないまま転職をしました。

SaaS営業は従来の営業と違い、特有の課題やスキルが求められるため、簡単な職種ではありません。

しかし、「きつい」だけで終わるのはもったいないです。この業界には、多くのチャンスと成長の機会が待っています。

そこで、この記事では、SaaS営業がきついと言われる理由について解説していきます。

実際にSaaS業界で働いていた私の体験談も紹介します。

【この記事で分かること】

  • SaaS営業がきついと言われる理由
  • SaaS営業に向いている人
  • SaaS転職に人材紹介を使うべき理由
  • SaaS転職におすすめの転職エージェント

本記事を参考にSaaS営業の実態を把握し、自分にマッチした転職先を見つけてみてください。

インサイドセールスがきつい理由

インサイドセールスは一見、顧客に対して非対面で営業活動をするため、一般的や営業と比べて難易度が低いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しかし、その実態としてはインサイドセールスはそこまで簡単な仕事ではありません。

特に、電話やメールを用いた営業活動がメインですが、日々数字を積み上げないといけなく、成果へのプレッシャーが付きまといます。

私もインサイドセールスとして4年ほど経験してきましたが、とくに以下の3つが仕事がきついと感じる点です。

  • 行動量が問われる
  • 業務に飽きが来る
  • フィールドセールスからのフィードバックが厳しい

それぞれについて解説していきます。

行動量が問われる

インサイドセールスでは、毎日の行動量が成果に直結します。

これは、どれだけ多くのリードに架電したかやキーパーソンにコンタクトを取ったかといった営業プロセスも成果以上に見られることが多いです。

特に、日々の目標が細かく設定され、リストごとのフォローアップや詳細な記録が求められるため、ルーチン業務が得意でない人にとっては、息が詰まるような感覚に陥ってしまうこともあります。

私がアウトバウンドで架電していたときは一日50〜60架電は最低ラインとして行動量目標が設定されていました。

目標を達成していれば行動量を指摘されることは少ないかと思いますが、成果が出ていない上に行動量も不足していると上司から詰められるでしょう。

行動量を保つためには、適度に気分転換を図りながらメリハリをつけて進めることも大切です。

業務に飽きが来る

インサイドセールスの仕事は、同じような業務を反復することが多いので、どうしても飽きが来てしまうことがあります。

同じような電話のかけ方やメールの内容を工夫しながらも、似たような返答を受けることが続くと、新鮮味を失ってしまうのです。

インサイドセールスでの顧客折衝では、フィールドセールス程深いヒアリングや提案が難しいため、同じようなトークやアプローチを繰り返すこともあります。

一定成果が出始めると、トークを型化してこなすだけの仕事になりがちです。

しかし、そんなときこそ新しいスクリプトを考えたり、顧客ごとに異なるアプローチを試みたりすることでマンネリを打破しましょう。

インサイドセールスは顧客とコンタクトできる回数が多いため、その分PDCAを回せます。

自分の創意工夫次第で業務を楽しむこともできるはずです。

フィールドセールスからのフィードバックが厳しい

インサイドセールスが獲得したアポイントはフィールドセールスにパスします。

フィールドセールスは、インサイドセールスが獲得したアポイントに対して改善を求めますが、時に辛辣なフィードバックをすることもあります。

これは、インサイドセールスがアポイント獲得数を目標に設定しているのに対して、フィールドセールスは売上や受注率が目標である事に起因するケースが大半です。

インサイドセールスからすると「受注につながるか」よりも「アポイントをいただく」ことの方が重要だからです。

フィールドセールスは受注見込みがないパスをもらうと、インサイドセールスに対して「もっとパス質を上げてほしい」と要望を出します。

フィールドセールスからの期待値が高ければ高いほど、よりプレッシャーを感じることになります。

ただ、これは課題でもあり成長の機会と捉えることが重要です。

フィードバックをポジティブに受け入れ、自らのスキルアップに活かすことで、次のステップへと進むことができるでしょう。

フィールドセールスがきつい理由

フィールドセールスは、顧客と商談をしてクロージングまでを担当するポジションです。

受注社数や売上等の成果を出すことが求められます。このプレッシャーは精神的にも大きく、それが心理的な負担となります。成果を求められ、その結果が自身の評価に直結します。

私もSaaSのフィールドセールスを経験しましたが、特に業務がつらいと感じるのは以下の3点でした。

  • 予算が高く業績へのプレッシャーが常にある
  • プロダクトによって営業難易度が変わる
  • 施策が多く業務量が増える

具体的にどうつらいのか体験談を踏まえて解説していきます。

予算が高く業績へのプレッシャーが常にある

フィールドセールスでは、通常高い予算目標が設定され、一人ひとりの営業担当がその目標を達成することが求められます。

このため、目の前の商談において成果を求める意識が強くなり、プレッシャーがのしかかることがあります。

SaaSは市場が伸びているため、毎月の目標は上がり続けるでしょう。

例えば、昨対比120%成長を目標にしていれば毎月の予算も右肩上がりになります。

また、達成が難しい目標が続くと、営業マンとしての自信を失うことにもつながります。

「自分は営業に向いてないんじゃないか?」とネガティブになることが何度もありました。

プレッシャーをいかにうまくコントロールしていくかが成否の鍵を握ります。

プロダクトによって営業難易度が変わる

フィールドセールスの成果は、扱うプロダクトに依存することがあります。

SaaSの営業において、商品力が弱かったり、競合との差別化が難しかったりすると、営業での成果が伸び悩むことも少なくありません。

反対に、競合が少ないSaaSやプロダクトが強いSaaSの場合、自分の営業スキル以上に売れることもあります。

そのため、プロダクトの知識だけでなく、営業スキルや個人の介在発揮するための自己研鑽が重要になります。

施策が多く業務量が増える

SaaS企業は事業拡大中の企業が多く、仕組みが整備されていないことが大半です。

そのため、多くの施策が同時進行で行われることが多く、フィールドセールスは常に変化に対応する柔軟性が求められます。新しいキャンペーンの開始や社内プロジェクトの推進等、営業活動以外の業務も少なくないでしょう。

単純に業務量が増えることで肉体的に疲れてしまいます。

自分のスキルアップや経験を積みたいという営業マンにとっては魅力的な環境ですが、ワークライフバランスを重視したい人には厳しい労働環境になるでしょう。

カスタマーサクセスがきつい理由

カスタマーサクセスという仕事は、顧客に寄り添い、課題解決に向けて伴走することです。

インサイドセールスやフィールドセールスと違って、1顧客に対して深く提案することができます。

一方で、以下のような点がカスタマーサクセスがきついと感じる理由です。

  • 担当者数が多く業務量が増える

次章からはカスタマーサクセスがなぜきついと感じられるのか、その理由について詳しく掘り下げていきます。

担当者数が多く業務量が増える

カスタマーサクセスは導入後の顧客を担当します。

商材や企業規模によって担当者数は異なりますが、1人で何十社も担当することがあります。

私の会社では、カスタマーサクセス一人当たり60〜70社を担当しています。

担当社数が増える分、業務量が比例的に増えるのもカスタマーサクセスの特徴です。

顧客からの要望や問い合わせが重なると残業時間が増えたりします。

成果が出なくても顧客との関係が続く

カスタマーサクセスの世界では、成果がすぐに目に見えて表れないこともしばしばです。

たとえ顧客が期待通りの結果を得られなくとも、関係は続いていくので、モチベーションを保つのが難しいと感じることもあります。

また、担当社数が多いと、個々の顧客のニーズに応えるのが難しくなります。顧客1社1社に対してしっかり向き合いたい気持ちはあっても、時間やリソースに限界があるのは事実です。

このような状況では、顧客満足を常に高く保つための努力が必要です。

しかし、顧客に対して提案する機会も多いめ、改善案を提案することで信頼関係を築くチャンスが生まれます。

「うまくいかなくても、自分の提案で少しでも良い方向に向かってくれるといいな」というポジティブな気持ちを持ち続けることが大切です。

顧客の期待値が高い

顧客はカスタマーサクセスに対して多大な期待を抱いています。

特に、高額の製品やサービスを契約している場合、その投資に見合った成果を望むのは当然のことです。

フィールドセールスが受注した際、顧客の期待値が高すぎるということもよくあります。

SaaSは商材特性上、導入したから効果が出るというよりは、しっかり運用することで効果がで始めるものです。

例えば、経費精算システムを導入するのであれば、導入して終わりではなく、業務フローを整備したり従業員の利用率を高めることでやっと成果が出ます。

顧客の期待に応えるため、質の高い提案をしようと試行錯誤することは、自分の成長やスキルアップにも繋がります。

SaaS営業で活躍する人の特徴

私自身、法人営業未経験でSaaS営業にチャレンジしてきましたし、営業未経験でも活躍する同僚を数多くみてきました。

SaaS営業で活躍する人材の共通項として、以下の2つが挙げられます。

  • 常にチャレンジするスタンスがある
  • PDCAを回せる

営業経験や業界知見があるかどうかは、初速で少し差がある程度です。

営業経験がなくてもMVPや全社表彰されている人も少なくないでしょう。

未経験で活躍する人材は、「とりあえずやってみて、失敗を次に繋げる」という人が多いです。

逆を言えば、営業未経験でもしっかり活躍することができます。

失敗から学び、改善を繰り返すことで、自分自身のスキルを高めていきましょう。

SaaS営業で意識してほしいポイント

SaaS営業が「きつい」と感じるのは、多くの理由がありますが、一方でその厳しさを乗り越えることで得られる報酬や成長の機会も非常に大きいです。

20代の営業職として、キャリアを築くためにはSaaS営業の特性を理解した上で以下のような取り組みをしてみてください。

  • 継続的に学習する:日々新しい知識を取り入れ、自分自身を成長させることが何よりも重要です。
  • 積極的なコミュニケーション:社内のメンバーや上司とのコミュニケーションを重要視し、信頼関係を築くことが成功への鍵です。
  • 成功体験を積み重ねる:小さな成功を積み重ね、持続可能なモチベーションを維持することで、長期的な成功を目指しましょう。

仕事がきつい時こそ、モチベーションの源泉を探ることが重要です。上記のポイントを意識してセルフモチベートしてみてください。

SaaS転職でエージェントを使うべき理由

SaaS業界への転職を考えるとき、エージェントを活用することをおすすめします。

多様な業界知識と豊富なネットワークを持つエージェントは、あなたのキャリアを次のステップに引き上げる強力な味方となります。

次章からは、エージェントを利用すべき理由について解説していきます。

  • SaaS営業の求人が多く探すのが大変
  • 自分の理想にマッチするか判断できない
  • 選考通過率が上がる

それぞれについて詳しくみていきましょう。

SaaS営業の求人が多く探すのが大変

SaaSの市場は伸び続けているため、SaaS営業の中途採用ニーズも伸び続けています。

人材サービスの法人営業をしていますが、SaaS企業での営業職のニーズは絶えず伸び続けている印象があります。

採用ニーズが拡大すれば求人数も増えていきます。そのため、自分に最適な求人を見つけるのは容易ではありません。

そこでエージェントを活用することで効率良く求人を探すことが可能になります。

エージェントは、膨大な求人情報の中からあなたのスキルや希望にピッタリ合った企業を見つけ出してくれます。

これにより、無駄な時間と労力をかけずに、効率的に転職活動を進めることが可能です。

SaaS企業には、知名度が低い優良企業が数多くあります。エージェントを活用することでSaaS営業の求人から要件にマッチする求人に出会える可能性が高くなります。

また、エージェントは業界のトレンドや企業の内部情報にも詳しいため、最新の市場動向を把握しながらの転職が実現できます。

自分の理想にマッチするか判断できない

転職活動をしていると、自分の理想とする職場環境や職務内容がどれなのか判断に迷うことがありますよね。

ここでエージェントを活用するメリットが生まれます。

エージェントはあなたのキャリアプランや転職軸に基づいて、マッチする求人を紹介してくれます。

また、エージェントは求職者を担当するだけでなく、採用ニーズのある企業も担当しています。そのため、求人票だけでは分からないリアルな企業情報も持っています。企業の実態も加味した上で、あなたの要望にマッチする求人を紹介してくれるはずです。

例えば、求人情報だけではわからない会社のカルチャーや雰囲気、働き方に関する情報を提供してくれます。

ただし、エージェントによってはあなたの要望を汲み取ってくれない担当者もいますし、転職しやすい求人ばかり紹介する担当者もいます。

あなたの担当者がどのようなスタンスで求人を紹介してくれるのかはしっかり見極めることが重要です。

選考通過率が上がる

エージェントを利用する大きな利点の一つは、選考通過率が上がることです。

エージェントは企業の求める人物像を明確に把握しているため、面接の際にどのようにアピールすべきか的確なアドバイスをくれます。

履歴書や職務経歴書の書き方、面接での受け答えまで詳しく指導してもらえると、自信を持って選考に臨むことができます。

また、エージェントの担当者が企業に推薦文を提出してくれることもあります。

実際に私が転職活動をしたとき、担当してくださったエージェントの方が企業に2000文字程の推薦文を出してくださって内定につながったことがあります。「エージェントの担当者が熱烈に推薦してた」と後日談としてその企業の採用担当者の方に聞きました。

このように、エージェントのアドバイスだけでなく、企業へのプッシュをしてくれるケースもあり、自分一人で転職活動するより成功可能性が上がるでしょう。

SaaS営業の転職におすすめのエージェント

マーキャリ





マーキャリは、SaaS企業の営業職に特化した転職サポートに強みを持つ転職エージェントです。

運営会社の株式会社エムエム総研は、BtoBに特化したデジタルマーケティング領域やセールスの支援を行ってきた会社です。

1989年の創業以来、多くの営業組織を支援してきたため営業職についての知見が豊富な点が特徴です。

とくに、分業制の営業組織の支援実績が豊富で、SaaS企業のクライアントも多いため、SaaS企業への転職についてのノウハウが強みです。

未経験者の転職実績もあるため、成長中の企業に営業職として転職したい方におすすめです。

・IT業界やSaaS企業の営業転職についてナレッジが豊富
・SaaS企業の求人案件が豊富
・SaaS企業に精通したコンサルタントが転職活動をサポート

 

SaaS業界の営業は分業制になっていることが多く、未経験の場合は職種の理解を深めることが重要です。

SaaS業界に知見のあるマーキャリからナレッジを貰いながら転職活動を進められる点が魅力です。

エージェント名 マーキャリNEXT CAREER
求人数 非公開
得意領域 SaaS業界・IT業界
公式HP https://next.mar-cari.jp/

まとめ

SaaS営業は簡単な職種ではありませんが、その分成長機会も多い職種です。

インサイドセールスでは行動量やフィードバックの厳しさが、フィールドセールスでは高い予算やプロダクト依存が大きな課題として挙げられます。カスタマーサクセスも多くの顧客を担当し、顧客の期待に応えるプレッシャーが存在します。

しかし、それぞれの職種でつらい時期を乗り越えることであなたの市場価値は上がっていくはずです。

SaaS営業で働く同僚を数多くみてきましたが、未経験でも活躍できる点もSaaS営業の特徴です。SaaS営業で成功するためには、自分の強みを活かしつつ、新しい挑戦を恐れず意欲的に取り組んでいきましょう。

SaaS業界への転職を検討している方には、転職エージェントの活用をおすすめします。

以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

この記事を書いた人
イワン

『20代の営業向けにキャリアについて役立つ情報発信を!』というテーマでブログを開設しました。
複数商材での営業経験や20代で2回の転職を経ての体験談等を中心に情報発信していきます。
【経歴】2019年新卒で生命保険会社に入社。代理店営業に従事→営業代行会社にて複数商材の法人営業を経験→人材系の会社で法人営業
副業でWEBメディアでのライティングもおこなってます。

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