
「どの転職エージェントを使えば良いの?」
「転職エージェントを上手く活用するポイントは?」
この記事はそんな悩みをお持ちの方向けに書いています。
私自身、2回の転職経験がありますが、どちらの時も転職エージェント選びには苦労したことを覚えています。とくに、初めての転職を考えている方は、同じ悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
転職エージェント選びにはポイントがあるため、コツさえ押さえれば転職を成功させる可能性が高くなるでしょう。
この記事では、20代の営業の転職におすすめな転職エージェントやエージェント選びのポイントについて具体的に紹介します。私の転職活動での体験談もお話したいと思います。
この記事を読むことで、転職エージェント選びのポイントが理解でき、転職活動を上手く進められるようになるでしょう。
・営業職の転職は特化型エージェントを活用した方が良い
・転職エージェントにはメリット・デメリットがある
・転職エージェントと上手く付き合うポイントを理解することで有利に転職活動を進められる
営業の転職におすすめの転職エージェント6選
20代営業職向けにおすすめな転職エージェントを紹介していきます。
実際にエージェントを使ってみての感想や体験談も交えながら、それぞれのエージェントの特徴について紹介していきます。
マーキャリ

マーキャリは、SaaS企業の営業職に特化した転職サポートに強みを持つ転職エージェントです。
SaaS企業とは、簡単に言うとクラウド型ソフトウェアをサブスクリプション型(継続課金の料金体系)でサービス提供している企業です。
サービスを売り切るタイプのビジネスモデルではなく、顧客に継続的にサービスを利用してもらうことで利益を作っていくモデルになります。
SaaS企業の多くは、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスと分業制の営業体制をとっています。
運営会社の株式会社エムエム総研は、BtoBに特化したデジタルマーケティング領域やセールスの支援を行ってきた会社です。
1989年の創業以来、多くの営業組織を支援してきたため営業職についての知見が豊富な点が特徴です。
とくに、分業制の営業組織の支援実績が豊富で、SaaS企業のクライアントも多いため、SaaS企業への転職についてのノウハウが強みです。
未経験者の転職実績もあるため、成長中の企業に営業職として転職したい方におすすめです。
・IT業界やSaaS企業の営業転職についてナレッジが豊富
・SaaS企業の求人案件が豊富
・SaaS企業に精通したコンサルタントが転職活動をサポート

SaaS業界の営業は分業制になっていることが多く、未経験の場合は職種の理解を深めることが重要です。
SaaS業界に知見のあるマーキャリからナレッジを貰いながら転職活動を進められる点が魅力です。
エージェント名 | マーキャリNEXT CAREER |
求人数 | 非公開 |
得意領域 | SaaS業界・IT業界 |
公式HP | https://next.mar-cari.jp/ |
SQIL

SQILは、営業パーソン特化の転職エージェントで、営業としてのキャリア形成支援に強みを持っています。
運営会社の株式会社セレブリックスは、営業代行業界でも大手の企業で、BtoBの営業支援を行ってきた会社です。1,200社の12,000商材の営業支援をしてきた実績があり営業のスキルやデータが豊富にあります。
単に転職活動を支援するというよりは、営業職としてキャリアを築いていく上で、現状の棚卸しから丁寧に支援できる点が特徴です。
転職するかしないかに関わらず、営業職に深い知見のあるアドバイザーが営業としてのキャリア形成を支援してくれます。
・理想のキャリアを実現するために、現状のスキルや経験の棚卸しを丁寧にサポート
・企業ごとの営業職の特徴に合わせたた選考対策ができる
・営業に精通したキャリアアドバイザーが転職活動をサポート

営業としてのキャリアを考えているなら、SQILの活用をおすすめします!
運営会社の株式会社セレブリックスは営業に関するデータや営業パーソンのキャリアについて知見が豊富なため、営業職としてのキャリアの選択肢を広げるという観点で話を聞いてみると良いでしょう。
エージェント名 | SQiL Career Agent |
求人数 | 非公開 |
得意領域 | 営業職特化(未経験でも対応可能) |
公式HP | https://sqil-career.com/ |
アサイン

アサインは、若手ハイエンド向けの転職エージェントで、20~30代でキャリアアップを目指す方におすすめの転職エージェントです。
アサインは営業職やSEの支援に特化しており、なんといってもハイエンド求人の紹介が強みです。
「JAPAN HEADHUNTER AWARD」を2年連続で受賞する等、支援実績にも定評があります。
アサインの支援スタンスとして、短期的に「転職活動を支援」するのではなく、中長期的な「キャリア支援」をモットーにしています。他エージェントと比べても、2~3倍の時間をかけて選考対策や自己分析をしている点が特徴です。
・初回面談では求人は案内せず、これまでの経験の棚卸しやキャリアプランに時間を割く
・両面型の支援スタイルのため、企業毎の情報量が多く、個別の選考対策に強みがある
・転職後も定期的な面談を実施し、転職後の相談やキャリアプランの見直しも支援

私も転職時に利用しましたが、キャリアプランを考えたり、現状のスキルや経歴の棚卸しを丁寧にサポートしてもらった点が印象に残っています。
エージェント名 | アサイン |
求人数 | 非公開 |
得意領域 | 若手のハイエンド案件、営業・SEが中心 |
公式HP | https://assign-inc.com/ |
UZUZ

UZUZは、第二新卒や既卒、フリーターといった職務経歴が浅い人への転職支援に特化したエージェントです。
UZUZは、転職支援が手厚い点が特徴で、求職者一人当たり12時間以上もサポートをしています。
履歴書の添削から選考を受ける企業の面接対策まで、転職活動をワンストップで手厚く支援している点が特徴です。
また、UZUZ独自のブラック企業基準を設けているため、働きやすい環境が整っている企業の紹介に期待ができます。
とくに営業職は労働環境がキツくなることもありますが、心配する必要がありません。
・転職活動だけでなく、内定後や入社後のフォローも手厚い
・独自のブラック企業基準を設け、働きやすい優良企業のみを紹介
・キャリアカウンセラーは全員が第二新卒・既卒で、求職者に寄り添ったサポートを提供

とにかく転職サポートが手厚い点が特徴です。履歴書の添削から選考対策までイチからサポートしてくれるため、初めての転職でも安心して進めらます。
エージェント名 | UZUZ |
求人数 | 非公開 |
得意領域 | 第二新卒・既卒に特化、営業未経験の求人も多数 |
公式HP | https://uzuz.jp/ |
Doda

Dodaは大手の転職エージェントで、トップクラスの求人数を保有しています。
若手からベテランまで幅広い層の求職者に利用されています。
求人数は25万件以上もあり、非公開求人も多数取り扱っています。
求人が豊富なため、自分の希望条件にマッチした求人を探しやすい点が特徴です。
また、Dodaは転職エージェントとしての知見が豊富なため、転職活動に関するノウハウが体系化されている点も魅力の一つです。
転職活動の進め方に関するノウハウや、人気企業ランキング等のコラムも数多くあるため、転職活動に必要な情報が網羅されています。
・転職に関するノウハウやコラムがまとまっている
・サポートが手厚く、初めての転職活動でも安心して利用できる
・求人数が多く、自分に合った求人が見つかりやすい

これまでの転職2回ともDodaを利用しましたが、Dodaのキャリアアドバイザーの方には大変お世話になりました。
転職活動のサポートはもちろん、キャリアプランの整理や自分の強みの棚卸し等、幅広くサポートしてもらいました。
もちろん、キャリアアドバイザーは多数いるため、当たり外れはありますが、登録して損はないと思います。
エージェント名 | Doda |
求人数 | 250,445件(2023年9月26日時点) |
得意領域 | 業界・業種問わず求人数が豊富 |
公式HP | https://doda.jp/ |
リクルートエージェント
リクルートエージェントは大手転職エージェントの一つで、転職成功実績や求人の豊富さが特徴です。
公開求人数45万件、非公開求人32万件と、求人数が業界でもトップクラスです。
業界や職種を問わず様々な求人を取り扱っているため、キャリアチェンジや未経験での転職もできます。
転職支援も手厚いため、初めての転職でも安心して利用できます。
・非公開求人が豊富
・転職成功実績が業界No. 1
・キャリアアドバイザーによる手厚いサポート

実際に利用してみて、紹介してもらえる求人が豊富な点が印象に残っています。
細かい希望条件を伝えながら、より希望にマッチした求人を紹介してもらうことができました。
エージェント名 | リクルートエージェント |
求人数 | 公開求人452,049件・非公開求人327,729件(2023年9月26日時点) |
得意領域 | 非公開含めてあらゆる業界・職種の求人あり |
公式HP | https://www.r-agent.com/ |
転職エージェントを利用するメリット
営業職の転職においてエージェントを利用するのには、いくつかのメリットがあります。
具体的には以下のようなメリットがあります。
・転職に関する相談ができる
・自分が知らない業界や企業を紹介してくれる
・選考対策から年収交渉まで
・志望度が高い企業に対して推薦してくれる
それぞれのメリットについて詳細を解説していきます。
転職に関する相談ができる
転職活動に関する様々なことを転職エージェントに相談することができます。
転職活動の進め方について疑問点や不安な点を解消しながら進めることができるため、安心して転職活動をおこなうことが可能になります。
また、転職活動以外にも、色々な業界についての情報や中途採用市場の動向についても話してくれるエージェントもいるため、転職活動に有効な情報を効率的に収集することもできます。
自分が知らない業界や企業を紹介してくれる
転職するにあたって、営業職といっても様々な業界の営業職があります。業界が違えば、同じ営業職という括りでも、業務内容は大きく異なります。
例えば、法人営業と個人営業、有形商材と無形商材といったように仕事内容が変わってきます。
転職エージェントを利用することで、様々な業界の営業職の求人を紹介してくれるため、自分が知らなかった業界や企業について情報収集できる点も転職エージェントを利用するメリットです。
営業として希望する業界が明確でなければ、幅広い求人を紹介してもらうことで、キャリアプランの選択肢が広がったり、より希望にマッチした企業を選びやすくなるでしょう。
選考対策から年収交渉まで転職活動全般を支援
転職エージェントは転職活動全般を支援してくれるため、効率的に転職活動を行うことができます。
自分一人で転職活動をおこなう場合、選考中企業の管理や選考の日程調整等の事務的な対応も自分でおこなう必要があり、かなり手間がかかります。
転職エージェントを活用することで、下記のようなサポートをおこなってくれます。
・面談
・履歴書添削
・求人紹介
・日程調整
・選考対策
・年収交渉
・入社日の調整
さまざまなサポートを受けることができるため、「働きながらで転職活動に時間が取れない」といった方でも安心して転職活動を進めることができます。
志望度が高い企業に対して推薦してくれる
求職者の志望度が高い企業に対して、その企業の担当が推薦し、選考通過を後押ししてくれるというメリットがあります。
転職エージェントは、求職者に対してだけでなく、企業側の採用支援もおこなっているため、エージェントの担当企業とも密にコミュニケーションを取っています。
求職者が選考に進む際には、推薦文を企業側に提出し、求職者の魅力や志望度を間接的に伝えてくれることもあり、転職成功率アップにも期待できます。
転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントを利用するメリットが多い一方、デメリットもあります。
・キャリアアドバイザーには当たり外れがある
・転職意向が低いとサポートが薄くなる
・紹介してくれる求人がマッチしない場合もある
それぞれのデメリットについて詳細を解説していきます。
キャリアアドバイザーには当たりハズレがある
自分の転職活動を支援してくれるキャリアアドバイザーには当たりハズレがある点は認識しておきましょう。
例えば、上記で紹介した営業職に強い転職エージェントを利用しても、担当してくれるキャリアアドバイザーが営業についての理解度が高いとは限りません。
また、キャリアアドバイザーの中には、
・転職支援の経験が浅く深いアドバイスができない
・求職者の希望にマッチした求人と言うよりは、内定が出やすそうな求人ばかり紹介する
・営業経験がなく、営業職についての理解が浅い
といったキャリアアドバイザーもいます。

上記のようにキャリアアドバイザーがイマイチだった場合、担当変更を申し入れることができます。
満足がいかない理由を具体的に伝えることで、次はより良い担当者に出会える確率も高まります。
自分のペースで進めづらい
転職エージェントを活用する場合、自分のペースで転職活動を進めにくくなってしまいます。
応募したり具体的な選考に進んだ場合、キャリアアドバイザーを経由する必要があるため、良くも悪くもマイペースに進めることが難しくなってしまいます。
自分のペースで求人を探したり、応募したりしたい方にはストレスに感じてしまう場合もあるでしょう。
選考が進むと、他社の選考状況や面接の手応え等を逐一聞いてくることもあります。

あらかじめ転職活動期限やスケジュール感をキャリアアドバイザーに伝えておきましょう。
求職者の進め方に合わせて支援してもらうことで、ストレスなく転職活動を進めることができます。
紹介してくれる求人がマッチしない場合もある
キャリアアドバイザーが紹介してくれる求人が希望にマッチしていないというケースもあります。
これにはいくつか理由があります。
・転職エージェントは採用決定が出たタイミングで採用した企業から成功報酬をもらうビジネスモデルのため、内定が出やすい企業ばかり紹介してしまう
・担当のキャリアアドバイザーが営業職についての理解が浅く、求職者の要望を理解しきれていない

紹介してもらった求人について違和感があれば、担当のキャリアアドバイザーにフィードバックするようにしましょう。
「この求人は、⚫️⚫️の部分が希望にあっていない。」「⚫️⚫️の条件を重視して求人を紹介してほしい」と具体的な要望を伝えることで、紹介してもらう求人の質を高めることができるでしょう。
営業職の転職でエージェントを活用するポイント
営業職の転職活動を成功させるためには、転職エージェントと上手く付き合っていく必要があります。
転職エージェントを活用するポイントは下記のように複数あります。
・コミュニケーションは密にとる
・複数のエージェントを利用する
・エージェントに丸投げしない
・選考のフィードバックは必ずもらう
・転職状況は正直に伝える
次の章では、転職エージェントを活用するポイントについて詳細を解説していきます。
コミュニケーションは密にとる
転職エージェントを上手く活用するためには、コミュニケーションの頻度は密にするように心がけましょう。

「転職活動の状況が見えないからサポートの優先順位を下げよう」
「他のエージェントメインで転職活動しているかもしれない」
連絡が遅いとキャリアアドバイザーに転職意欲が低いと認識され、求人紹介がこなくなってしまうこともあります。
キャリアアドバイザーからの連絡がきた場合、できるだけ早くレスポンスするように心がけましょう。
複数のエージェントを利用する
営業職の転職で転職エージェントを利用する際、転職エージェントは1社だけでなく、複数社利用することをおすすめします。
転職エージェントはキャリアアドバイザーによって転職活動のサポート度合いが異なるため、1社だけ利用することはリスクが高いです。
複数の転職エージェントに登録することで、より良いキャリアアドバイザーに出会う確率を高め、転職成功につなげることができるでしょう。

一度に何社も登録してしまうと、面談や電話のやりとりが多くなって大変です。
まずは2~3社話を聞いてみると良いでしょう。
転職スケジュールに余裕があれば、選考開始までに転職エージェントを見極めるというのも一つの手です。
エージェントに丸投げしない
転職活動を成功させるには、転職エージェントに丸投げせずに、主体的にコミュニケーションを取ることが重要です。
転職エージェントの中には、自社利益のために内定が決まりやすい求人ばかり紹介するエージェントもいます。
エージェントを上手く活用するためには、求職者側から「こんな求人を紹介してほしい」「⚫️⚫️業界についての情報や対策をしたい」というように要望を伝えていきましょう。
選考のフィードバックは必ずもらう
面接に進み始めたら、面接実施後のフィードバックは必ずもらうようにしましょう。
中途採用の面接では、どの企業も下記の質問をすることが多いです。
・退職理由
・転職理由
・志望動機
・強みや弱み
・キャリアプラン
実際に面接時に面接官がどのように感じたのかフィードバックをもらうことで、他の企業の選考に活かすことができます。
転職状況は正直に伝える
キャリアアドバイザーが求職者にマッチした求人を紹介したり、適切な選考支援をするためには、転職活動の状況はタイムリーかつ正直に話すことが重要です。
「他のエージェントメインで転職活動を進めていて、正直に話すとサポートしてくれなくなりそう」「ネガティブな転職理由は言いづらいな」等の、些細なことでもキャリアアドバイザーには話すようにしましょう。
キャリアアドバイザーと関係を構築することで、より細かく要望を伝えたり支援を受けやすい環境を整えておくことがポイントです。

ただし、前職に対しての悪口や不満ばかり話してしまうと、「転職してもすぐに辞めそうだな」と思われてしまう可能性があります。
転職エージェントには、求職者が早期退職した際に企業に返金する規定があるため、すぐに辞めそうな求職者はサポートの優先順位が低くなってしまうリスクがあります。
まとめ
この記事では、営業職の転職におすすめな転職エージェントやエージェントを上手く活用するポイントについて紹介してきました。
実際には、今回だけでは紹介しきれなかった重要なポイントもあります。
改めて本記事でお伝えしたかったポイントは、下記です。
・営業職の転職は特化型エージェントを活用した方が良い
・転職エージェントにはメリット・デメリットがある
・転職エージェントと上手く付き合うポイントを理解することで有利に転職活動を進められる
最適な転職エージェントを探し、上手く付き合うことで、理想の転職が実現できるでしょう。
ぜひ、今回紹介した転職エージェントを参考に、あなたに最適な転職エージェントを探してみてください!